nakatomi-1

「歩くより早く、走るより遅く走ること」
最近ゆっくり走ることにすっかりハマっております。
ジョキングとはゆっくりした速さで走ることで、通常は競技志向の方や他のスポーツの為の
トレーニング、フィットネス、健康増進のための有酸素運動として等と様々な目的があって、
昨今多くの老若男女の方々がやっておられます。私の場合、ジョギングの目的は「快楽の追求」です。

10年ほど前から、年齢による体力の衰えを感じ健康促進や若返り(?)願望から、走り始めてはいたのですが、長い距離を走ることは昔から得意ではなくあまり楽しいものとは言えませんでした。
その頃は中途半端に、生来の責任感?と義務感から自分に鞭打ちながら走っていました。その後も喫煙と同じく一度始めたらなかなか止められず、だらだらと断続的に続けていました。
ところが、昨年の春ころ、今までの2/3程度速度のゆっくりとしたスピードで走り始めたところ、一挙に楽しいものへ変貌しました。
私は近くの公園をマイジョギングコースとしており、1周700mあります。最近の市の公園は路面に人工ラバーが敷き詰めてあり、足への負担も軽減され非常に走りやすくなっております。市の公園関係者の方には常々大変感謝致しております。

ぽかぽかと暖かいある小春日に、いつもの通りあまり気乗りせず、前述のゆっくり走法に変え、1~2周まではこの苦しさをあと何週で終わろうかと、いつもの通り怠け心と戦い走っておりました。2周目あたりから汗が出始め、「汗」が流れ落ちるのを拭き拭き走る頃になると、何故かよくわかりませんがこの「汗」が今までにない強い爽快感をもたらしたのです。この感じは、夏場になると、1周過ぎたくらいで汗が流れ始めるためすぐに快感に到達することになり、一挙にハマってしまいました。それからは、快感を求め「歩くより早く、走るより遅い走り」に徹しつつ、汗かきジョギング道の始まりです。

周りの人は、おっちゃんが汗を流しミタムナカと感じていらっしゃると思いますが、そんなものは全く気になりません。自己陶酔の世界にひたっております。ここだけの話、家庭円満の為、全く頭の上がらない糟糠の家人にだけは、この楽しみは口が裂けても教えられない等と思う程です。
最近ことのほか寒く汗が流れ落ちるまで時間を要しますので、短時間で事に達せられる春~夏が待ち遠しく感じながら、ゆっくりとマイペースで走っております。