「当社が所属する印刷組合は今年で70周年を迎えます。毎年研修を兼ねて日本各地色んな所に行っていることは知っていましたが、参加したことはありませんでした。今回は70周年という特別な年ということもあり、伊勢神宮の参拝が組み込まれていたので参加することにしました。

 伊勢に関しては2016年5月にサミットが開催され、最近も天皇皇后両陛下がご退位に当たりご参拝されたりと話題になるにつれて私の関心も高まりました。(20年に一度の式年遷宮の時も注目されていましたね)『日本人の心のふるさと』と言われる伊勢神宮に死ぬ前に一度参拝せねばと思うようになっていましたので、Good Timing でした。(その他、たまに行く屋台で隣に座った人が偶然三重出身でした)
 事前に伊勢神宮のこと、お手水やお参りの作法等はネットで下調べしておきました。
 お伊勢参りは二泊三日(5月24~26日)の二日目に予定されていましたが、今回は内宮のみの参拝でした。正式な順序としては先に外宮(豊受大神宮、衣食住、産業の神 豊受大御神[とようけのおおみかみ]を祭っている)に参拝した後、内宮(皇大神宮、天皇の御祖先 天照大御神[あまてらすおおみかみ]を祭っている)に参拝するのが正しいそうです。
 私達が参拝したのは5月25日(土)午前中、人の多さも手伝って半袖でも十分な暑さでしたが、失礼の無いようにジャケットは着ていました。参拝はお決まりの60分観光コースでした。内宮の入口に鳥居があり(鳥居は潜る度に一礼)、宇治橋を渡り(橋の真ん中は神様が通るので私達は端っこ)、暫く行ったところの手水舎で身を清めた後、瀧祭神[たきまつりのかみ]、内宮の主祭神天照大御神に要件を取り次いでくれる神様)にお参りですが、他の社殿に比べてかなり粗末な作りでした。次の神楽殿でお土産を買い、その先に行くと御稲御倉[みしねのみくら]や外弊殿[げへいでん]という高床式倉庫があり、そこを過ぎて荒祭宮[あらまつりのみや]に向かう石段の途中に『踏まぬ石』という割れ目が「天」の字に見えることから、天から降ってきた石という言い伝えもあり、踏んではいけないと言われています。先に進むと荒祭宮(天照大御神の荒御魂を祭っている)です。ここまで来ると神様に接近した気がします。荒祭宮には高い柵があり、そこから奥には一般人は入れないので、その社の奥に金ピカの屋根を垣間見ながら参拝しました。最後に参集殿(休憩所)に寄ってまた宇治橋を渡り、鳥居で一礼して潜り伊勢神宮を後にしました。
 次回は外宮から参り、朝来る時にガイドさんが言っていた月読宮[つきよみのみや]や猿田彦[さるたひこ]神社等周辺のお宮にも行ってみようと思っています。すごく心がリフレッシュ出来た旅となりました。