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◆「一家に1台」時代は今や昔

今や私たちの生活に自動車は欠かせません。最近は郊外型のショッピングモールが増えたりRV車でレジャーに出かけたりと、生活のなかで自動車を使う機会はますます増えています。現在、日本国内には約7900万台もの車があり、毎年約1%ずつ増え続けています。『セカンドカー』という言葉も定着し、ひとつの家庭に2台の車があるのも普通になっています。

◆◆利便性のうらに潜む自動車の悪影響

好きな時に好きな場所に行ける自動車は非常に便利な道具ですが、その一方で、自動車は環境に大きな負荷を与えています。自動車はガソリンなどの化石燃料を燃やしながら走るため、それに伴って温暖化の原因物質である二酸化炭素を排出します。同時に、窒素酸化物、硫黄酸化物、煤塵などの大気汚染物質も排出しており、さらに騒音や振動も引き起こします。日本製の自動車の燃費や排ガス低減技術は世界トップレベルであり、環境にやさしいというイメージがありますが、どんなに性能の良い自動車でも環境への負荷はゼロではありません。環境への影響度を考えると、自動車よりも、電車などの公共機関や自転車のほうが優れています。私たちは簡単に自動車を利用するのではなく、まずその必要性をもう一度一人一人が考え、どうしても、自動車を利用する時は環境にやさしい運転を皆さんで心掛けましょう。

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