私が大分の実家へ帰った時によく行く所があります。「高塚愛宕地蔵尊」といって、高速大分自動車道の天瀬高塚インターチェンジを、降りてすぐの所にあります。ここには「約２千体の奉納されたお地蔵さん」が並んでいて、年間約二百万人が訪れるとのことです。

沢山あるお地蔵さんの中でも、いつも長い人の列が出来ているのが「おかかえ地蔵」です。自分で抱えてお願いをするという珍しいお地蔵さんです。

もともとは親孝行のつもりで､両親を連れていくことが目的だったのですが､今では自分自身が癒やされる場所として参拝をするようになりました｡「樹齢約千年のイチョウの木」も、神々しく立っていて､見るたびに心が清めらます。

参拝したときに、私には密かな楽しみがあります。それは
「御守り入りおみくじ」を引くことです。おみくじの中には開運を招く十七体の縁起物の御守りが入っています。大黒天・恵比寿・お多福・達磨・招き猫・梟など・・・今現在私は十七体のうち、十六体を引いているのですが、残り一体を引く事がなかなか出来ません。もし引く事が出来たら「大吉」を引くより嬉しい事でしょう。

この高塚愛宕地蔵尊は、開基以来「一千五十年」を迎えたそうです。ここに来る事で不思議と気持ちがリセットされ、又明日から頑張れるような感覚になれる、そんな居心地の良い場所の一つです。