毎日子ども達に英語を教えている。初めて英語を学ぶ子どもにとって、新しい音は未知の世界。

それぞれが聞こえたまんまに言ってみる。

” Yes,she does. “を「イエス シー ドエース」。” Yes,I do. “を「イエス、アイ ボー」と読む。文字も変わっている。

” masks “は言いにくいとは思うけど、「マクスク」「マクスクスク」と、クスクスが止まらない。

” I know her “は「アイ ノウ ヒャー」に、” I like movies “は「アイ ライク 島根」。

moviesをcinemaに間違えてからの島根と、ふたひねりしている高度なタイプ。

間違って読んでも私は絶対に笑ってはいけない。子ども達のやる気を削いでしまうからだ。

「ここではどんなに間違えてもいいんだよ」な場所にしたい。間違えを恐れてほしくない。

でもこればかりは我慢の限界を超えた。

“No, I don’t.”

なぜこれが「ノー アイ どんつく」になるのか。

こっそり教科書に「ノー アイ どんつく」と書いているのも見つけた。教え方を間違えたのか。

「あまり極端に間違えてはいけない」「なんでも好き勝手に言えばいいってもんじゃない」に目標を変更した方がよいのかもしれない。